こんにちわどうもてんたまです。
今回のアニメ紹介は、昔見た「かりん」と言うアニメで、凄い作風が好きだったのでご紹介しようと思います。
10年前と言うかなり古いアニメになってしまいますが、知らない人や興味が湧いた方は是非覗いて行って下さいませ。
ちなみに作品のスタイルは「吸血鬼x学園ラブコメ」なっております。
かりん紹介
かりんとは?
影崎由那先生の漫画を元に制作されたアニメで、物語は吸血鬼なのに体内の血が増えてしまう特異体質の吸血鬼、通称増血鬼のかりんと言う女の子が通う高校に幸薄い高校生、雨水健太(ウスイ・ケンタ)が転校してきた事から物語は始まる。
吸血鬼には血の嗜好と言う物があり、好みに合う血の持ち主が近くにいると、普通の吸血鬼はその人物の血を吸うのだが、逆に血が増えてしまう増血鬼のかりんは血を鼻から吹き出す、いわゆる鼻血を出してしまうのだった。
健太はその嗜好の血を持っていたため、かりんは我慢できずに健太の前で大量の鼻血を出してしまう。
それ自体女の子として見られたくない恥ずかしい物であったが、それ以上に自分が普通の人間では無い増血鬼である事をバレないようにするために、その血の嗜好の持ち主である健太を警戒する日々が始まってしまう、と言う物語になっている。
かりんの作風紹介
増血鬼とは?
上でも説明しましたが、かりんは吸血鬼の生まれでありながら、血が吸いたくなると逆に体の血が増えて溢れ出してしまうと言うちょっと変わった特異体質の吸血鬼。
その事からか吸血鬼の弱点である日の光など浴びても平気なので、昼間は普通に学校に通っている。
そしてこの増血鬼にはいわくありげな秘密がありそうでしたが、アニメではそこら辺の謎に関しては、はっきりとは語れてはいない。
吸血鬼の設定、物語特有の血の嗜好の設定が面白い
吸血鬼は色々な物語で題材として扱われており、漫画とかアニメなど見なくても、吸血鬼の設定、日の光に弱い、十字架に弱い、にんにく弱い、水に弱いなどなど、所謂吸血鬼の弱点と聞かれればそこら辺の物が多く浮かび上がる人は多いと思います
このかりんにもそう言った要素はあり、かりんは増血鬼だから吸血鬼の弱点がほとんどありませんが、しかしかりんの家族は普通に日の光に弱かったりと弱点はあります。
ただ、にんにくは吸血鬼は鼻が効きすぎるから苦手なだけとか、十字架も何か効かなかったり、はたまた水はただの迷信で何でそんな事を言われているのか、吸血鬼が知りたいなどなど、代表的な弱点に関しては日の光しか有効ではない見たいです。
また物語特有の設定で「血の嗜好」と言う物があり、これは吸血鬼が飲める血には合う合わないがあり、その選別は人の精神に作用されるのです。
それはどういう事かと言うと、例えば主人公のかりんは血の嗜好が「不幸」な精神状態にある人間なので、不幸を感じている人間しか血を飲むことが出来ないとそう言う感じです。
また吸血鬼に血を吸われた人間は、その時の精神状態が吸われてしまうため、例えば不幸だった人間が血を吸われると、不幸な気分が無くなり人が変わったように元気になるとそう言う現象が起こります。
またこのように血を吸う事によって、結果的に良いにしろ悪いにしろ人の感情を操ってしまう事になってしまうので、それに気付いた人間から吸血鬼は糾弾されたり憎まれたりもしてしまいます。
かりんなどは不幸と言うマイナスの感情だからまだいいけど、中には愛、信頼、友情などプラスの感情が血の嗜好の吸血鬼もいるので、その事で生まれる、人と吸血鬼は相いれない的な人間ドラマが中々に面白い。
なのでこの「血の嗜好」に関しては、筆者的には上手い設定を考えたなと感じるところです。
雨水健太とかりんの異種間ラブコメが好き
増血鬼のかりんを好きになってしまった健太は、父親に凄まれてもアニキに脅されても、そして住む世界が違うのだと言われても挫けずかりんが好きだから傍に居続けようとする健太の姿はとても一途な心にググっと感じる物があるし、何より健太自身が良い奴なので幸せになってもらいたいと感じる良いラブコメだ。
今はこう言う設定は王道になりつつありますけど、人間じゃなくても構わないって感じの話は何か心惹かれる物を感じて良いですよね♪
コミカルだけどせつない吸血鬼一家の生活
かりんの家は遠い昔に欧州から日本に引っ越してきた吸血鬼の一族で、もちろん人知れず暮らしている。
そのレベルは家に人間が近づけないようにする結界を張っているレベルで、基本的には人との交流は断絶している。
と言うのも、彼らはちゃんと吸血鬼らしく日の光に弱く昼間は寝ており、味覚も血の味意外は味を感じられない、そして不老不死などなど、その全てが人間とは違うのでその事から考えて長い交流は出来ない。
しかしその吸血鬼としての体質は、子供の頃は無く吸血鬼として大人になる証である血の目覚めが来るまで普通の人間として暮らしていける。
そのため人間として暮らしていける期間は学校などに通い、普通の人間の交流をしてそれなりに付き合った人間なども出てくるが、血の目覚めと共に吸血鬼としてそのしがらみは断ち切らなくてはいけない。
吸血鬼となった以上もう人間らしい生活をする必要が無くなるからだ。
その完全な吸血鬼になる瞬間は、自分は「吸血鬼だから仕方ない」と割り切っていても、今まで積み上げてきた過去を、その瞬間に全て捨てないといけない事に思うところ感じる吸血鬼の悲しいエピーソードは多い。
かりんの兄レンも今では立派な吸血鬼らしい振舞をしているが、自分が吸血鬼になった際の事は今でも感傷めいて思い出す事がある。
また妹のアンジュも吸血鬼になって大好きなお姉ちゃんが作るご飯の味をもう二度と感じる事が出来なくなるなど、人とは違う吸血鬼だからこそ人の当たり前の普通が無くなってしまう悲しさを感じ、またその悲しが心惹かれる物語にしていると感じる。
個人的評価&まとめ
☆☆☆☆★+
昔ながらのラブコメですが、コミカルな中にも吸血鬼と言う非日常的な要素がよく表現されてて、結構惹きこまれる魅力を持った作品に思います。
さらにゴスロリ可愛い無口系女の子のアンジュやちょっと変わったヴァンパイアハンター金髪美少年のウィナーなどなど多くの魅力あるキャラが登場する上に、2クールもやる長い話なので、それらのキャラたちの掛け合いは面白い!
そしてかりんと健太の仲はどうなってしまうのか、非常に後が気になる面白さを持ったアニメであると個人的に感じますので、見る価値ありの☆4にさらに+を付けた評価にさせて頂きました。
ちょっと筆者の思い出補正が入った評価かも知れません(汗)
そう言った補正が無く萌え系ラブコメも特に普通と言う人なら。
☆☆☆★★+
くらいはあると思います。
コミカルな上に深い物語もあってとても楽しめるアニメだと思うので、興味が惹かれたら良かったら見てください!
と言うところで、過去アニメ「かりん」の紹介の話はここで終わりにしようと思います。
また次回の記事でお会いしましょう。それでは!
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