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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 6話 魔王「納得いきません!」

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こんにちわどうもてんたまです。

 

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第6話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そしてなるべく短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

 

前回のお話

tentama315.hatenablog.com

 

一話から

tentama315.hatenablog.com

 

今回6話冒頭

魔王「…」
勇者「さあどうするんだ…」
魔王「分かりました…」
魔王「お願いします」
勇者「お…」
勇者(ん…意外とすんなり受け入れたな)
勇者(まあ…所詮は薄汚い魔族)
勇者(口じゃ綺麗事を言っても、自分の都合が悪くなれば)
勇者(平気で仲間を裏切る、切り捨てる)
勇者(当然の結果か…)
勇者「よし話は決まった、神官妹、500くらいの規模の討伐部隊を編成してくれ」
神官妹「貴女1人で十分では?」
勇者「確かにそうだけど、雑魚合わせると結構骨なんだ…」
魔王「…待ってください」
勇者「…は?」
魔王「僕は戦魔将軍を倒してくださいとお願いした訳じゃありません」
勇者「…」
勇者「はあああ~~~!?!?」
勇者「じゃあなんだっつーんだよ!」
勇者「ガキ」
魔王「…」キッ
勇者「う…」
勇者(な、なんだこいつ…急に目が…)
魔王「私がお願いしたのは、戦魔将軍を説得させてもらう事のお願いです」
魔王「誤解を招くような言い方をして申し訳ありません」
勇者「…な! こ、この…てめ…」
神官妹「し、しかし説得しに行った魔族は例外なく殺されました」
神官妹「これ以上の魔族に犠牲を出すのは、貴方に取っても不本意では?」
魔王「それは安心してください」
神官妹「え?」
魔王「これ以上犠牲は出しません…」
魔王「何故なら僕が説得に行くからです!」
神官妹・勇者「な…」
神官妹「ほ、本気で言ってるのですか?」
魔王「本気です! ガチです!」グッ(握りこぶし)
参謀「ふ…」
神官妹「いやガチですって…」
魔王「大丈夫です!」
神官妹「いや、そうじゃなくて…貴方が説得に行って、殺されたら…その困るんですけど」
神官妹(貴方が戦魔将軍に殺されたら)
神官妹(傀儡にして効率よく魔界から利益を絞れなくなって)
神官妹(引いては愛する大臣様の壮大で素晴らしい計画に支障が出るじゃないの!)
魔王「心配してくれてありがとうございます」
魔王「でも大丈夫です」
魔王「僕は死にましぇぇぇん!」
神官妹(貴方を心配している訳じゃありませんから…!)
神官妹(と言うか、何そのネタ知らないから)
神官妹「だからそうじゃなくて…」
魔王「?」
勇者「…魔族が」
神官妹「勇者…?」
勇者「魔族が正義の味方みたいな、演出してんじゃねぇぇえよ!!」
勇者は聖剣を引き抜くと、切っ先を魔王の眉間に向ける。
魔王「!」
勇者「薄汚ねえ魔族が聖人君子みたいな事してんじゃねえよ…」
大臣「お、おいおい…;」
神官妹「ちょ、ちょっと勇者落ち着きなさい」
神官妹「魔族とは言え、仮にも一国の王何ですよ?」
勇者「うるせぇっ!」
神官妹「…!」
勇者「なあ魔王さぁ」
魔王「…な、何でしょうか?」
勇者「さっき勘違いするなって言ったよな?」
魔王「え、ええ」
勇者「だったらアタシたちの言われた通り、お前はただ首を縦に振ってればいいんだ」
勇者「分かるよな?」
魔王「…」
魔王「僕個人が苦しむだけなら、それでも構わない」
魔王「ですが!」
勇者「…」イラ
勇者「だーかーら!? 魔族が良いやつの振りするなっつってんだよ!」
勇者「汚くて浅ましくておぞましいのが、てめーら魔族の本分だろうが!」
勇者「素直に魔族らしい選択をすれば、良いだけの話じゃねーか!」
勇者「そうだろ!?」
魔王「…」
魔王「勇者さん」
勇者「あ?」
魔王「貴女は魔族を誤解している」
勇者「あああ!?」
魔王「魔が付く種族だからって」
魔王「別に皆が皆、悪い事をする種族じゃないんですよ?」キッ
勇者「う」
勇者(な、なんだこいつ)
勇者(さっきまでビビってた癖に…)
魔王「貴女が魔族に対して、何故そこまで嫌悪感を抱くのかは、僕にはよく分かりません」
魔王「ですが、だからと言って命を…魔族が簡単に死んで良いなんて、簡単に思わないでください!」
勇者「…!」
勇者(お前が…魔族が…)
勇者(それを…言うか?)ギリ
勇者「うるせえ…」
勇者は魔王の眉間に当てた聖剣の切っ先に力を込める。
魔王「!」
勇者「魔族が…命の尊さを語るな…」グググ
魔王「く…」
勇者「良いからお前は戦魔将軍を殺せと命令しろ」
勇者「それ以外何も要らない」
勇者(さあ言え)
勇者(魔族は魔族らしく外道に徹しろ)
魔王「僕は…」
勇者(もしも断ったら、角を切る…)
勇者(さらに断ったらもう片方も…切る!)
勇者(絶対に切る…!)

 

続きは以下のサイトで読めます。

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敗戦魔王の戦後処理 - 第5話 魔王「納得いきません!」

 

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