テンプレート

お勧め記事セレクション

オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 第7話 魔王「戦魔将軍さんに会いに来ました」

f:id:hosino1977:20170313213647j:plain

f:id:hosino1977:20160909185939p:plain

こんにちわどうもてんたまです。

 

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第7話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

今回7話は、戦争が終わっても抵抗運動を続けている戦魔将軍が勇者に殺されないようにするため、停戦させるため説得に行く話となっています。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そしてなるべく短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

 

前回のお話

tentama315.hatenablog.com

 

一話から

tentama315.hatenablog.com

 

今回7話の冒頭

~魔石鉱脈がある街~
魔王(魔石鉱脈がある街か…)
魔王(来るのは久しぶりだな)
魔王(あんまり城の外には出してもらえなかったけど)
魔王(ここは城から近い事もあって何度か来た事もあったけ…)
魔王 (しかし…)
魔王(記憶にあった景観と比べて、どこの建物もボロボロだ…)
魔王「参謀さん」
参謀「はい何で御座いましょうか魔王様」
魔王「ここには勇者は来なかったのでは無いでしょうか?」
魔王「何故こんなにボロボロに?」
参謀「はい、それは人間の軍隊との交戦の跡かと存じます」
魔王「人間の…軍隊?」
参謀「はい、魔界に侵攻してきたのは勇者だけではありません」
参謀「後から街を占領するための軍隊も、王国は送りこんできたのです」
参謀「恐らくこの惨状は、ここに駐留していた戦魔将軍と人間たちが争った後かと思います」
魔王「人間たちと戦魔将軍が?」
参謀「はい、そのように伺っております」
参謀「ほら、あそこに人間や魔族の死体が御座います」
魔王「!」
魔王「…酷い」
参謀「人間たちの軍隊は、基本的に勇者が無力化した街を略奪…こほん、占領していたのですが」
参謀「きっとここに来た人間たちは、ここに戦魔将軍がいた事を知らなかったのでしょうね」
参謀「たぶん建物をボロボロにしたのも、人間ではなくて、戦魔将軍自身かと思います」
魔王「戦魔将軍が…!?」
参謀「はい、何分力任せに戦う、とても粗っぽい御仁なので」
魔王「えええ…」
魔王(そ、そんなに粗っぽいのか…)
魔王(昔遠目に見たときは、ちょっと武人ぽい感じがしたから)
魔王(腹をわって話せば分かりあえるんじゃないかって思ったんだけど…)
魔王「あの参謀さん…」
参謀「はい?」
魔王「ちなみにその魔族聞く耳と言うのは持っていますか?」
参謀「持っていませんね」ニッコリ&即答。
魔王「ですよねー」
参謀「はい」ニッコリ。
魔王「はあ…」
魔王(本当にどうしよう…何かここに来てとてつもなく不安になってきたぞ)
魔王(いやいやいや…ここで僕が頑張らなければ、この街の魔族の皆さんの命が…!)
魔王(そうだ頑張らないと…頑張って説得するぞ)
神官妹「つきました」
魔王「説得するぞ…説得するぞ…」ブツブツ。
神官妹「あの魔王様?」
魔王「大丈夫…大丈夫…」
神官妹「あの魔王様ー!?」
魔王「わあ!!」
神官妹「きゃ!」
魔王「び、ビックリした…」
神官妹「そ、それはこっちのセリフですよ」
魔王「す、すみません…そ、それで何でしょうか?」
神官妹「いえ、戦魔将軍が立て籠っている建物についたので」
魔王「え、あ、そ、そうですか」
神官妹「はい(大丈夫かこいつ…)」
神官妹「ではここから先は、貴方たち三人でお願いします」
勇者「…ふん」
参謀「…ふ」
魔王「え? 神官妹さんは来ないのですか?」
神官妹「正直命の危険もあるし、私は勇者のように強くは無いので、ご遠慮させて頂きます」
魔王「命の危険…!?」
神官妹「はい、では御武運を」
神官妹「勇者も私情に囚われず、任務を全うするのですよ」スタスタスタ(早足)
勇者「けっ、逃げながら言ってもしまらないってーの」
魔王「命の…危険」
勇者「何モタモタしてるんだよ…さっさと行け」ドカ(背中蹴り)
魔王「あっ待って下さい。心の準備が…」
勇者「心の準備じゃねーんだよ!」
勇者「お前が駄々こねるからこんなメンドクセー事になってるんだろ!」
勇者「良いから行け!」ドカドカ(連続背中蹴り)
魔王「あ、け、蹴らないで…;」
勇者「うっせ、あれだけ啖呵切っといて、何情けねー事言ってんだ)
勇者「それとも? 今更になってビビって~止めたくなってきちゃいまちたか? プププ」
魔王「ムカ…」
魔王「そ、そんな事無いですよー!」
魔王「勇者さんこそ、僕が殺されそうになるまで、絶対に手を出さないで下さいね!」
勇者「あー善処するわ」
魔王「善処じゃなくて絶対です!」
勇者「へいへい」
???「止まれ!」
勇者「!」
魔王「な、何ですか?」

 

続きは以下のサイトで読めます。

面白く感じたらこちらのサイトで読んで頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

kakuyomu.jp

 

・小説家になろう

敗戦魔王の戦後処理 - 6話 魔王「戦魔将軍さんに会いに来ました」

 

・次回のお話

tentama315.hatenablog.com

 

・こちらもどうぞ!

ブログ内オリジナル&二次創作小説index

オリジナル小説INDEXページ - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

二次小説 indexページ - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

市場