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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 45話 魔王「これが痛み?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第45話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回45話あらすじ

前回女勇者に裏切られ、魔法使いに捕まってしまった魔王と魔族の子供たち。
魔法使いの魔法に耐えられるかどうか試すと言われ連れて行かれるが、一体何をされてしまうのか?

 

*勇者の表記を女勇者に変更しました。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(ごめんなさい! 今回は4000文字です)

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

 

45話冒頭

エルフ兵士「キリキリ歩け!」
魔族子供1「いてーな! 言われなくても歩くから押すなよっ!」
エルフ兵士「生意気な口を聞きやがって…」
エルフ兵士「今ここで殺してもいいんだぞ!」
魔族子供1「だ、だからやるならや、やれって言ってるだろ!」
エルフ兵士「ふん! 本当に私がやらないと思ったら大間違いだぞ?」
エルフ兵士「見せしめにお前が死ねば、他のやつも生意気な事も言わなくなるだろうからな…」
魔族子供1「ごくっ…」
魔王「止めてください!」
エルフ兵士「うるさいっ!」ビシッ!
魔王「? 脅してるのに何で軽く叩くんですか?」
エルフ兵士「なっ…! 貴様~舐めた口を…!!」
魔法使い「止めろ…」
エルフ兵士「あ、ま、魔法使い様…しかし」
魔法使い「良いから…子供は人質だ、魔族をおびき寄せるまで傷つけるな」
エルフ兵士「しかし…い、いえ分かりました」
魔法使い「それと自称魔王も迂闊に傷つけるな」
エルフ兵士「え?」
魔法使い「私が壊す楽しみが無くなるだろ」
エルフ兵士「え、ええ、そうでしたね、失礼しました」ニヤリ
魔法使い「うむ」
魔族子供♀「…」ジー。
魔法使い「…何だ」
魔族子供♀「えっと、魔族子供1ちゃんを助けてくれてありがと」
魔法使い「ふん…助けたつもりはない、それに私たちに礼など言って良いのか?」
魔族子供♀「え?」
魔法使い「私たちはお前たちを利用して、お前たちの親を殺そうとしてるのだぞ?」
魔法使い「そんな者に礼など…」
魔族子供♀「いないもん…」
魔法使い「何?」
魔族子供♀「私のお父さんもお母さんも、戦争で死んじゃったもん」
魔法使い「…!」
魔法使い「ふ、ふん、そうか…私が女勇者と魔界に攻めこんだ時にでも殺したか?」
魔族子供♀「うん…たぶん、勇者を迎え撃つって出てちゃって帰って来なかったから…」
魔法使い「む…」
魔族子供♀「ここにいる子供はみんなそうなんだ…」
魔法使い「何…?」
魔族子供1「…」
魔族子供2「…」
魔族子供3「…」
魔族っ子幼「みんなせんそーこじってやつになったんだけど、おとーさんが拾ってくれたんだよ」
魔法使い「お父さん?」
魔王「七魔将軍の一人の戦魔将軍さんの事ですよ」
魔法使い「ああ…そう言えばそんな奴もいたな」
魔法使い「七魔将軍の癖に何処に逃げたのかと思っていたが…そんなくだらない事をやっていたのか」
魔族子供1「くだらないとは何だよっ!」
魔法使い「くだらないからくだらないと言ったんだ…魔族が良い事をしてるフリをするな…」
魔族子供1「! ふざけんなっ! 戦魔のおっちゃんは良いフリなんかしてない! いつでも本気でやってるんだ! 馬鹿にするなっ!」
魔王「お、落ち着いて魔族子供1さん、ここは、し、刺激してはいけません…」
魔族子供1「うっせー! 腰ぬけ魔王は引っ込んでろ! やっぱりこいつらはとーちゃんたちの仇なんだ!」
魔族子供1「その上俺達の面倒を見てくれた戦魔のおっちゃんまで馬鹿にしやがって!」
魔族子供1「死ね、死んじまえ! クソエルフ!」
エルフ兵士「こいつ…調子に乗りやがって…やっぱりここで…」
魔法使い「構わん」
エルフ兵士「し、しかし」
魔法使い「構わんと言っている」
エルフ兵士「は、はあ…」
魔法使い「おい小僧」
魔族子供1「な、何だよ…」
魔法使い「良いだろう私を嫌え」
魔族子供1「な、何だって…?」
魔法使い「私もお前たちを嫌うからな、徹底的に…」
魔族子供1「何…」
魔法使い「親が殺されただと? なら私は魔族に娘を殺された」
魔族子供1「…!」
魔法使い「お前と同じように悲しみ怒り憎んだ」
魔法使い「だがお互い様だなどと言う気は無い…」
魔族子供1「何…だと」
魔法使い「そんな言葉で片付けられない…片付けられないほど…ただ純粋に魔族にこの怨みを返したい」
魔法使い「謝罪もいらない、聞かない」
魔法使い「魔族が何をしてもされても…例えただ一人になっても、肉片になっても娘を殺されたこの怨みは必ず魔族に返す」ギロ
魔族子供1「ひっ…」
魔法使い「子供が…勢いだけで物を言うなよ?」
魔族子供1「…」
魔族子供♀「魔族子供1ちゃん…」
魔法使い「だからお前も私を親の仇と怨んでも良いのだぞ?」
魔族子供♀「私は…」
魔族子供♀「よく分かんない…」
魔法使い「分からない…? 私はお前の親を殺したのだぞ?」
魔法使い「怨みを感じたりしないのか?」
魔族子供♀「それは…」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

第45話 魔王「これが痛み?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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