こんにちわどうも、てんたまです。
つい最近の事ですが、僕が見ているブロガーさんの訪問範囲内で、よく仮面ライダークウガに関する記事を見かけたのですが、
何と無く、当時クウガを見た人間として、語りたくなりこの記事を書こうかと思いました。
まあ、何と言うか、人がゲームやってるのを見てやりたくなった、みたいなですが、良ければお付き合い下さい
初めてクウガ視聴した時思った事は、何で日朝枠に、刑事ドラマがやってんの!? だった
僕が初めてクウガを見た時は、20代の時で、今でこそアニメばかり見ている生活をしていますが、その頃は、時間が空いてた時にチラっと見る程度のライトなオタクでした。
初めてクウガを見た時もそんな感じで、
その日の日曜の朝は、何も予定が無かった事から、そう言えば暇な時、ちょこちょこ見ていたロボコンってどうなったんだろう? と思った事がきっかけで、既に放送は開始されていた時間帯でしたが、まあロボコンなんて途中からでもいいやと、そんなノリでテレビをつけたんですが。
ちなみにロボコンと言うのは、出来の悪いロボット「ロボコン」が、一人前のロボットを目指すと言った内容の、いわばアンパンマンレベルの幼児向け特撮なので、
それがやってると思いテレビをつけてみたら、何と最初に目に飛び込んできたのは刑事役をやっていた村山鷹志さんで、
この人がまた、もう一目見て「あ、刑事だ」って分かる雰囲気と恰好をしていたんですよね。
そんな刑事らしき人物が出てきて、さらに開口一発目に「また殺された!」なんて言うもんだから、「はい?」ってとても困惑しました。
だって日朝の、それも朝日テレビのチャンネルって、上でも言いましたが、ロボコンやそれに戦隊物など、子供向けの特撮がやっている時間帯なのに、「殺された」なんて言っちゃう血なまぐさい刑事ドラマがやってるのですから、
その事から僕は、何故ロボコンじゃなくて刑事ドラマが? と言う感じに、非常に困惑したのを鮮明に覚えています。
そして、その後話が進んでいくと、五代君が登場し仮面ライダーに変身したので、そこで「ああ、なるほど、これは仮面ライダーだったのか」と、そこでようやく得心行った事が今でも印象深く記憶に残る、本当に印象深い、僕と仮面ライダークウガとの初めての出会いでした。
途中から見たのにすぐにクウガにハマった 6の理由
上でも言いましたが、僕はその頃、アニメや特撮などは、話を追いかけて見る事はしないタイプで、
時間に暇があったら見る程度の、オタクから見たら普通に一般人レベルと変わらないオタクだったんですが、
何故かクウガだけは、見た瞬間「これは毎週見たい!」とすぐにハマりました。
そんな感じに、僕が一瞬で作品に惹き尾まれてしまったのは、以下の魅力があったからだと思います。
1、特撮なのに、話にとてもリアリティーがあった
僕が初めてクウガを見た時、刑事ドラマ物と見間違えたと言いましたが、
本当に見間違えるくらい、刑事関連の演出の完成度が高いんですよね。
子供向けの特撮番組だと、普通だったら子供に分かりやすいように、小難しい話はなるべく抜いて作るものですが、
しかしクウガに関しては、そう言う物は一切しないで、もしも怪人など、人を殺す未知の生物が現代日本社会に登場したら、警察は、捜査本部とか設けたり、本格的に捜査したりして怪人の動向を探ったりと、
本物の警察だったら、こう言う風に動いて対処していくだろうな、と言うのがイメージできる、一切妥協しない、リアリティーを追求した作りになっているところが、当時の特撮としては、非常に新鮮で楽しめました。
2、怪人だけじゃ無く社会問題とも戦う仮面ライダー
刑事関連もそうですが、クウガには、その他にも、非常にリアリティーを追求した話が多く、その一つは「社会問題」をテーマにした話だ。
社会になじめない事から、怪人になって人間を辞めたいと考える青年や、また、今のドライな子供たちに、どう接すればいいのか分からなくて悩む、かつての熱血教師の話など、
今も多くある社会の問題をテーマにした話が多く、とても深く考えさせられる内容になっており、それを絡ませる事によって、クウガを、より非常に惹きこまれる魅力ある話にしているのだと感じる。
またこれは自論だが、クウガが、こう言う物語にリアリティーを追求していくシナリオを構成になったのは、当時、同じく話にリアリティーを追及して作るスタイルのエヴァンゲリオンが、社会現象的に流行っていた影響も少しあったのかも知れないと、僕は推測している。
3、主人公の優しすぎる考えにほっこりできる
主人公の五代雄介は、どんな事があっても人が笑顔をにしたいと考えている、見てて気持ちが良くなるほどの好青年で、
彼が接した人間が、考えを改めたり、また笑顔になるところを見ると、自然に「ああ、彼みたい、人に優しく出来る人間になりたいな」と、素で考えてしまうほど、優しい気持ちになれる、そんなほっこり出来る優しいシーンが多くあることも、クウガの魅力の一つだった。
4、熱い演出が多い!
このように人間ドラマが多いクウガには、人と人がぶつかる熱い人間ドラマも多く存在する。
中でも、当初クウガの正体を知っていた、唯一の警察側の人間である一条が、警察が、クウガは同じ怪人であると認識してる中、クウガをその対象から除外するように本部長に強く訴えたり、また独断でクウガに最新型のバイクを与えたりするのですが、そう言うシーンは、見てて、「一条さん熱いな…!」と、本当に胸がぐっと熱くなるのを感じられました。
5、古代の未知的な雰囲気が新しくて良い!
話の設定が古代であるところから、古代から蘇った未確認生命体(怪人)が意味が分からない古代の言葉を話したり、古代の知識しか無い事から、現代の生活や技術を珍しがったり、
それに加えて儀式めいた謎の殺人事件を起こしていく過程の話などが、
引いてしまくらいのサイコパスな演出になっており、しかしそれが逆に一体彼らの目的なんだろうと、見たくなってしまう「謎めいたミステリアスな雰囲気」を醸しだしていて、とても魅力的に感じれる物語となっている。
また、今でこそ、新しい仮面ライダーシリーズには様々設定が生まれたり盛り込まれたりして、「古代」と言うファクターだけでは、今の仮面ライダーから見たら、なんら新しさを感じない人は多いかも知れない。
しかし、その前までの仮面ライダーの設定と言うのは、何らかの形で改造されて、悪の組織と戦うのが王道であり、お決まりだったのだが、
クウガはその流れを止め、古代にクウガと言う超人が存在し、人を襲う化物と戦っていたと言う、そんな悪の組織VS仮面ライダーの概念を排除した、新しいストーリーにしたからこそ、クウガは、復活以前の仮面ライダーとは一線を引いた面白い物になり、ヒットした要因になったのだろうと感じる。
6、クウガの能力設定やバトルがかっこいい!
クウガの能力設定において、まずフォームチェンジと言う、敵によって姿を変えると言う変身スタイルを持っており、
赤、青、緑、紫と多彩に姿に変えていくところが、仮面ライダーブラックには無かった新しい魅力を感じ、ワクワク感を非常に感じられる要素になった。
そして次に武器変化!
クウガの赤以外のフォームは、そのフォームに合った物質に触ると、クウガの武器に再構成されると言う設定があり、
例えば、青の状態で細長い棒状な物質を掴むと、ロッドや槍に変化したり、緑なら拳銃でボウガンに変化、紫なら角材やハンドルのグリップなどを剣に変化させたりする事が出来たんですが、
この設定も、見てて非常にかっこよく感じられ、気持ちを盛り上がらせてくれました!
何かそこらにありそうな物が、何と仮面ライダーの武器に…! ってイメージが、何か夢を感じさせると言うか、震える物を感じさせてくれます。
またこの物質の再構成ネタは、漫画鋼の錬金術師に登場する、錬金術の設定と非常に良く似ているのですが、漫画が連載されるよりも、クウガが一年半くらい前から早くやっている事から、実は鋼の錬金術師のネタって、こっから引っ張ってるのでは? と個人的にちょっと想像してたりしてます(笑)
話は戻りますが、次にクウガの能力設定で上がると感じた事は、ヒーロー物にはありがちな、パワーアップして強くなって行く展開で
クウガには、通常→ライジング→アメニティ→アルティメットと言う順に、物語が進行していくとパワーアップしていくのですが、そのパワーアップの段階調整が、非常に良いタイミングでやっていくので、見ていて、とても盛り上がった記憶があります。
ちなみに、これは定かでは無いけど「アルティメット」って言葉は、クウガの後に良く見かけるようになったように感じたので、もしかしたらクウガが何々のアルティメットって言葉を流行らせたのかも知れませんね。
本当にもしかしたら、だけど。
そして次に。クウガの能力やバトル設定で、かっこいいと感じられる要素の、最後で決め手の話なのですが、それは戦う時の立ち回りです!
古代の設定からか、その立ち回りは、まるで古武術同士の戦いを思わせるそれで、見てて心震える物を感じずにはいられません!
終わりとまとめ
以上、僕がクウガに対して持つ、感想や想いでしたが、如何でしたでしょうか?
今の仮面ライダーに比べたら、昔だからCGも未熟ですし、劣るところも多々あるかも知れませんが…、
しかし物語は、深くて考えさせられる社会を重視した人間ドラマが多いのに、それでいて仮面ライダーのワクワク感的面白さもそこなっていない、本当に今見ても面白く感じられる名作ですよね!
未視聴の方は、これは見ないと損する仮面ライダーであると確実に言えますので、良かったら是非是非見てくださいませ! それでは、また!