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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 50話 魔王「エルフさんたちの怨嗟の声」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第50話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回50話あらすじ

村の外に出ようとした魔族子供1を止めようとすぐに追いかけた魔王でしたが、時すでに遅く、捕虜が村を出た事を知らせる魔法のアラームが鳴り響いてしまう。
それでもエルフに見つかって殺される前に、魔族子供1を保護しようとするが、既に魔族子供1はエルフたちに捕まっていた。
今から殺されようとする魔族子供1に、魔王はどするのか?

 

登場キャラ

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(今回は5000文字です! すみません)

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

50話冒頭

魔王(エルフさんより早く魔族子供1さんを保護しないと彼の命が…)
魔王「とにかく音の方へと向かいましょう!」
魔族子供♀「はい」
魔族っ子幼「おー!」
魔族子供2「待ってください!」
魔族子供3「はあはあ」
魔王「君たちは…?」
魔族子供2「こ、このかん高い音…兄貴は本当に村の外に出ちまったんですか?」
魔王「たぶん」
魔族子供3「でもおかしいな…」
魔王「え? 何故ですか?」
魔族子供3「だって外に出るって言って部屋を出たのついさっき何ですよ?」
魔族子供3「村の出入口はあの門しか知らないし、あそこにはエルフの門番いるから、そんな簡単に出れないんじゃないかな?」
魔族子供♀「確かに…早いかも」
魔族っ子幼「そうだよね! あたしたちすぐまおーにそーだんしにいったもんっ!」
魔王「…? それは…確かに妙ですが…」
キィーン! キィーン! キィーン!
魔王「! ですが今はそんな事を考えてる暇はありません!」
魔王「とにかくエルフさんに魔族子供1が殺される前に…」
魔法使い「お前たちっ!」
魔王「あ…魔法使いさん」
魔法使い「これは一体どういう事だ!」
魔族子供♀「魔法使いさんっ!」ダキ
魔法使い「魔族子供♀…落ち着け、まず何があったかを話せ」
魔族子供♀「うん…実は………なの!」
魔法使い「何だと…魔族子供1が!?」
魔法使い「馬鹿だと思ってはいたが…早まった真似を…」
魔法使い「おい自称魔王! 何故止めなかったんだ!」
魔王「す、すみません…話を聞いた後にはもう…」
魔族子供♀「魔王様を責めないで…直ぐに魔王様に相談に行ったの…でもそしたらもう警報が…」
魔法使い「何…それだと5分位か?」
魔族子供♀「うん…」
魔法使い「それだと確かに妙だな…ここから門まで走っても10分くらいはかかるぞ…」
魔法使い「…! 水路を使ったか! それなら2分とかからん!」
魔法使い「だが…昨日今日ここに来た者がどうやってそれを知った…」
魔王「と、とりあえず魔法使いさん考えるのは後です!」
魔王「早く魔族子供1を見つけて、殺されないようにお口添えをお願いできませんか?」
魔法使い「え? あ、ああ…出来る限りはやろう…」
魔王「では音が鳴る方へ向かいましょう!」タタタ。
魔法使い「うむ!」タタタ。
魔法使い(しかし魔族子供1はどこで水路を通り抜ける事を知った…)
魔法使い(村の誰かが教えたのか?)
魔法使い(いや…エルフは魔族を毛嫌いしている…教えるどころか話もしないと思うが…)
魔法使い(なら私の排斥を考えてか?)
魔法使い(いや…エルフは一度受け入れた仲間を貶めるような事は絶対にしない)
魔法使い(それが仲間が助かるなら、喜んで命を捧げられる心の強さになっているからだ)
魔法使い(それにこの村は、前焼き払われた私の村を、国王様が魔王討伐の恩賞としてそのまま人間が建て直して出来た村…)
魔法使い(だから昔のままと同じ構造なのだ)
魔法使い(そして今ここに住んでいるエルフは、後からやって来た元々違う村の者たち)
魔法使い(さらに住んでから日も浅い)
魔法使い(そんな彼らが、水路から村を出る、と言う昔から住んでる者しか知り得ない事に気づけるだろうか?)
魔法使い(可能性はゼロでは無いが…しかし)
魔法使い(もしも水路の事を教えたのが村の者以外だとしたら誰だ?)
魔法使い(まさか昔の村の者の生き残りがいたのか?)
魔法使い(いや…全員食われるか魔石の材料にされて死んだはずだ…!)
魔法使い(それは魔石を作っていた魔族の研究所でも記録で確認した…)
魔法使い(連れ去られたエルフは全員死んでいた…)
魔法使い(じゃあ誰だ? 村の者以外で、昔の私の仲間でもなく、村の構造を知り得る者は…?)
魔法使い(一体誰が魔族子供1に水路の抜け道を教えたんだっ!?)
魔王「あ!」
魔族子供♀「魔族子供1ちゃん!」
魔族子供2・3「兄貴!」
魔法使い「は…!」
魔族子供1「くそー離せっ!」
エルフ兵士「お待ちしてましたよ、魔法使い様」
魔法使い「く…」
エルフ兵士「約束は覚えていますかな? もしもこいつらが問題を起こしたら貴女の手で殺すと言った事を?」
魔法使い「ああ…覚えている」
魔王「!」

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

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第50話 魔王「エルフさんたちの怨嗟の声」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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