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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 11話 魔王「戦魔剛滅断…! ゴクリ」

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こんにちわどうも、てんたまです。

 

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第11話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回11話あらすじ

戦魔将軍の最大の一撃を受け止めれば話を聞くと約束した魔王。

果たして魔界一の戦士の攻撃を止める事は出来るのか?

 

分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。

(ごめんなさい今回は4000文字超えてしまいました><)

 

・前回

tentama315.hatenablog.com

一話から

tentama315.hatenablog.com

 

11話冒頭

戦魔将軍「儂の全力の攻撃を受ける…だと…?」
魔王「はい! もし受けきったら僕の言うことを聞いて、戦う事を止めてくださっ…」
戦魔将軍「ぬん!」ドガ
魔王「!」
魔王が言葉を言い終える前に、また戦魔将軍の斧の柄によって魔王はふき飛ばされる。
魔王「く…」
戦魔将軍「軽く小突いただけで吹き飛ばされるような弱輩が、大口を叩くでないわっ!」
魔王「軽く…」
戦魔将軍「そうだ軽くだ…これすらまともに受けきれんお前が…」
戦魔将軍「儂の全力をだと? 自惚れるではないわ!」
魔王「…」
戦魔将軍「分かったらそうそうに───」
魔王「やっぱり手加減してたんですね…」
戦魔将軍「ぬ?」
魔王「子供を叱りつける程度に、どこまでも優しく」
魔王「やはり貴方は優しい良い魔族何ですね」
魔王「それとも父上に対する忠義からでしょうか?」
魔王「とにかく───本当に僕なんかを気遣ってくれてありがとうございます」
戦魔将軍「お前…何を言っている…魔族に良いも悪いもあるか…」
戦魔将軍「それに儂はそこまで手加減は…」
魔王「だけど!」
戦魔将軍「む?」
魔王「ちょっと失礼なんじゃ無いですか…?」
戦魔将軍「儂が…礼を失した…だと?」
魔王「そうです」
魔王「貴方は先程私に言いました」
魔王「戦士の命を懸けた戦いに世迷言で割り込む不作法者と」
魔王「これで僕を非難すると言うなら」
魔王「戦いじゃなくても、本気で…命懸けで貴方を説得しようと僕に対して」
魔王「軽く小突くだけで済まそうなんて…」
魔王「失礼なんじゃぁ無いですかっ!?」
戦魔将軍「ぬう!?」
魔王「確かに僕は貴方に軽く小突かれただけで、怖くなりました」
魔王「吐いてしまうほど恐怖を感じました」
魔王「二度と立ち上がれないと思いました!」
魔王「でも…やっぱり皆さんには死んでは欲しくないから」
魔王「この素晴らしい戦魔軍の皆さんには死んで欲しくないから、立ち上がりました」
魔王「勇気を出しました!」
魔王「貴方にとっては…こんな勇気出来て当たり前で…取るに足らない事かも知れないけど」
魔王「それでも、弱い僕が振り絞って出した勇気を馬鹿にしますか?」
魔王「軽く小突いて済ますのが、貴方の戦士としての礼儀何ですかっっ!!」
戦魔将軍「!」
魔王「貴方の言う通り、父上に比べて僕は力も弱く臆病で、魔王を名乗るなんておこがましいと思います」
魔王「本当にそう思います」
魔王「でも…それでも、僕は…」
魔王「…余は前魔王の血を引いた魔王何です」
戦魔将軍「…!」
魔王「だから従えとは言うつもりはありませんが」
魔王「貴方も武死道精神を持つ魔界の戦士なら、魔王に対する礼を持って答えて下さい…」キッ
戦魔将軍「…ふ」
戦魔将軍「良かろう…しからば我が最大の一撃、戦魔剛滅断をお見せしよう」
戦魔将軍「この技は金剛石すらも、砂漠の砂如し、粉々にする技…」
戦魔将軍「その超破壊力を出す秘訣は、我が超闘気を超振動させ、それを物質に超伝導する事によって生み出される」
戦魔将軍「その超破壊力は、並の固さでは防ぎきれる物では無い」
戦魔将軍「食らえば絶死は必至、これを受け止められたら話は聞こう、それでも良いか?」
魔王「の、臨むところです!」
勇者「説明なっが!」
勇者「つかお、おいちょっと待て!」
勇者「何勝手に話を進めてるんだ!」
魔王「来ないで下さい!」
勇者「来ないでって…死ぬぞ!」
勇者「説得はお前が殺されそうになったら終いだろ!?」
魔王「全然殺されそうになってません!」
勇者「は? まだそんな屁理屈通る状況だと思っているのか?」
勇者「ゴミ魔族でもお前が死んだらアタシが困るっつーの!」
勇者「もう勝手にやらせてもらうぜ!」スラ(聖剣を抜く)
魔王「だ、駄目です! 来たら僕死にます!」
そう言うと魔王は懐から短剣を出して、自分の喉元に押し付ける。
勇者「な…! て、てめえ!」
勇者「ふ、ふん…どうせハッタリだろ?」
魔王「そ、そう思いますか」グググ
勇者「わ、分かった、まて! 早まるな!」
魔王「だったら来ないで下さい!」
勇者「い、いやそれも困るっつーか…」
勇者(はあ? なんなのこの状況)
勇者(止めても止めなくてもアイツ死ぬじゃん!)
勇者 (どうすりゃいいんだよこれ…)

 

続きは以下のサイトで読めます。

面白く感じたらこちらで見て頂けるとありがたいです。

 

カクヨム

kakuyomu.jp

 

・小説家になろう

敗戦魔王の戦後処理 - 10話 魔王「戦魔剛滅断…! ゴクリ」

 

・次回12話

tentama315.hatenablog.com

 

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