こんにちわどうも、てんたまです。
オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第30話書きました。
話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。
今回30話あらすじ
勇者が呪族の王女にいたぶられているのを見て、堪らず王女の腕をつかみ止める魔王。
争いが嫌いな魔王はいかにして呪族の王女を止めるのか?
分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。
・前回
オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 29話 魔王「僕に出来る事はないのだろうか?」 - 小説書きながら気ままにオタライフ
・一話から
オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ
30話冒頭
魔王「うう…」
呪族の王女「どう言うつもりじゃ小僧…?」
呪族の王女「わらわの手を掴んで、まさか止める、などと考えている訳ではあるまいな?」
勇者「まお…う?」
魔王「ど…して」
呪族の王女「ん?」
魔王「どうして…こんな酷い事が出来るんですか!?」ポロポロ
呪族の王女「お前…泣いているのか?」
勇者「魔王…」
呪族の王女「仮にも魔王の血脈が、この程度の非道で泣くか…」
呪族の王女「ふむ、逆に人間はそこの女のように、仲間を平気で見捨てて逃げるような、そんな腐った真似をしてると言うのに」
神官妹「ギクッ」
勇者「神官妹…てめえ…」ギロ
神官妹「あ、ははは…」
呪族の王女「かと思えば人間のために泣く魔王がいるとは…三千年の間に随分おかしな世界になったのう…」
呪族の王女「いや…腐世壊新(ふよかいしん)の時が近づいていると言う事か、かの神が地に降臨する日も近いかも知れんの…」
勇者(神…? 腐世壊新…? 何だそれは)
呪族の王女「なれば世の満ちる贅は楽しみ尽くさなければ損と言う物、そうは思わんか勇者?」チロ(舌舐めずり)
勇者「ひっ」
呪族の王女「と言う事で、わらわと勇者はこれから楽しい、楽しい一時を過ごすゆえ、この手を掴まれてると邪魔なのじゃ」
呪族の王女「良い子だから離してくりゃれ?」
魔王「もう…止めてください…」ブルブル
呪族の王女「聞こえなかったのか? 離せ」
魔王「早く…神官姉さんの呪いを解いてください…」ブルブル
呪族の王女「調子に乗るなよ小僧? いくらお前に生き地獄をあわせるため、お前自身に手を出さぬ、と言ってもなぁ…」
魔王「勇者さんを…僕の友達を苛めないでください!!」キッ
呪族の王女「!」
勇者「魔王…」
呪族の王女「小僧が調子にのりおって…!」
呪族の「…!」
魔王「…」ギリギリ(王女の腕を締め付けるように握る)
呪族の王女(な! こ、この小僧なんて力じゃ…極限まで力を増したわらわと張り合える力じゃと…!?)
呪族の王女「く…この! この! 離せ」アセアセ
勇者(呪族の王女と力で張り合えるなんて…やっぱり魔王の力はとつてもない)
勇者(だけど、とてつもないのに何でこいつ泣いてんだ…?)
勇者 (意味わかんねーし、マジだっせ…)
勇者 (…でも)
勇者(でも泣いてるこいつを見てると…)
勇者(見てると…何か…)
魔王「お願いしますから止めてください!」
呪族の王女「ええい! 離さぬと呪いの威力を上げて、あそこで倒れてる女も、この勇者も本当に呪い殺すぞ」
魔王「…! そ、そんなっ!」
魔王「く…」
呪族の王女「ふ、ふふん、全く驚かせおって…」
以下の続きは小説サイトで読めます。
面白く感じたらそちらで読んで頂けるとありがたいです。
・カクヨム
第30話 魔王「あなたは誰ですか?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム
・小説家になろう
・次回31話
オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 31話 魔王「この子供が呪族王女?」 - 小説書きながら気ままにオタライフ
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