こんにちわどうも、てんたまです。
オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第37話書きました。
話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。
今回37話あらすじ
深刻なエネルギー不足や財政難から起きた下位魔族の暴動に頭を悩ませる魔王。
そんな彼の前に、それを解決するプランがあると言って現れた商人。
一体商人はどんなプランを持ってきたと言うのか?
*勇者の表記を女勇者に変更しました。
分かりやすい魔王x勇者物とSS形式の小説、そして3000文字程度の短い文章でまとめた、大変お気軽に見れる物となっていますので、興味が惹かれましたら、良かったら読んでみてくださいませ~。
(今回は4000文字です! ごめんなさい!)
・一話から
オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ
37話冒頭
魔王「戦後補償を払っても…下位魔族さんたちの生活を苦しくしない方法?」
商人「はい…その方法は…」チラ
魔王「どうしました?」
神官妹「…私たちはお邪魔のようね。行きましょう」
商人「おや…お気を使わせてしまったようで、申し訳ありません」
神官妹「いえいえ…」
女勇者「お、おい、良いのか?」
神官妹「ええ、行きましょう」
女勇者「あ、ああ」
神官妹(奴のバックに姫がついてるなら、私たちと同等の王室権限を持っている…)
神官妹(ならび、ここでごねても時間の無駄ね…)
神官妹(それよりここは一旦引いて、何とかあの商人を黙らせる対策を考えなきゃいけないわね)
神官妹「魔王様」
魔王「はい?」
神官妹「しばらく魔王城に滞在しようと思うので、お部屋をお借りしてもよろしいですか?」
魔王「あ、はい構いません…でもえーと」
神官妹「どうしました?」
魔王「そう言えば父が先代魔王をやってた時」
魔王「城内はあまり自由に行来させてもらえなかったので、どんな部屋があるのかあまり詳しくないんですよね…僕」
神官妹「え…自分の家なのに?;」
魔王「お恥ずかしい限りです」
メイド「私がご案内しましょうか?」
女勇者「メイド…」
魔王「あ、メイドさんじゃ無いですか! 何だかしばらくぶりです」
メイド「はい! 魔王様もお変わりなく」ペコ
女勇者「…!」
魔王「でもあれ? 大臣様と一緒では無かったのですか?」
メイド「下手に外に出ると、魔族の敗残兵に襲われるかもと言う事で、大臣様に城に残るように仰せつかりました」
魔王「そうだったんですか!」
メイド「はい!」ニコ
女勇者「…」
女勇者「お前ら…仲が良いのか?」
メイド「あ…女勇者…様…」
魔王「はい! 勇者さんと同じで、僕と初めて友達になってくれた人間さんです!」
メイド「え…女勇者様が?」
女勇者「メイドが…友…達…?」
メイド「あ…!」
女勇者「本当なのかメイド?」
メイド「えっと…は、はい…」
女勇者「…魔族とね…なるほど魔王の一番目の友達ってあんただったんだ、ふーん」
メイド「…」アセアセ
魔王「?」
メイド「そ、それよりお部屋にご案内します…魔王様、特等客室にお通しして構いませんか?」
魔王「えーとどんな部屋でしたっけ…」
魔王「ま、まあ勇者さんたちに失礼の無いように、城で一番良い部屋ならそこで」
メイド「この城では、たしか国賓に使ってもらう一番良い部屋と聞いておりますよ」
魔王「え? メイドさん、もうこの城の部屋はどんな部屋があるのか把握してるんですか?」
メイド「はい! お掃除してた時に色々聞いたりして覚えちゃいました」
魔王「す、凄いですね…住んでた僕ですら、城の構造の半分も覚えてないのに…」
メイド「お掃除するためには建物の構造を把握しないとダメですからね」
魔王「へー…それで覚えられるなんて凄いなー」
メイド「はい! 魔王様の玉座の後ろの隠し階段まで頭に入ってますよ!」
魔王「そんなところまで!?」
女勇者「あー…そろそろ部屋に案内してくんね? ちょっと疲れてきたから」
メイド「あ! す、すみません!」
メイド「こ、こちらです」
女勇者「…ふん」
魔王(何だろう? 心なしか女勇者さん不機嫌なような…)
ゾロゾロ(部屋を出ていく女勇者、神官妹、メイド)
魔王(何かメイドさんと話したら急にそうなったな…あの二人何かあるのかな?)
魔王 (…うーん)
商人「では魔王様…私がご提案するプランについてお話をお進めしましょうか」
魔王「あ、は、はい」
以下の続きは小説サイトでお読みできます。
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