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オリジナルSS小説「敗戦魔王の戦後処理」 52話 魔王「僕の内側で囁く貴方は誰なんですか?」

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こんにちわどうも、てんたまです。

オリジナル連続SS小説「敗戦魔王の戦後処理」第50話書きました。

 

話の内容は、勇者によって魔王を倒された、その後の魔族のお話をクローズアップして書いています。

 

今回50話あらすじ

魔法使いと再び魔法勝負する魔王。
今度こそは勝負に勝ってみんなを助けようと意気込む魔王。
しかしそんな魔王に対し魔法使いは本気で魔王を潰そうとする。
この勝負一体どうなるのか?

 

登場キャラ

 

魔王
前魔王の息子で、人間の国の要請で新しい魔王に就任した。
前魔王と違って花や動物を愛する優しさと高圧的な者には強く出れない気弱い性格。
年齢も人間換算で15歳。
そして魔王の系譜らしくとてつもない魔力の持ち主だが、その力を恐れた前魔王に自分は弱いと洗脳されている。
後妹がいる。

 

女勇者
口も性格も悪い外道勇者。
気は強いが逆境に弱く、泣いてしまう事もある。
また火に対し強いトラウマを持っている。理由は不明。
見た目は胸は小さく金髪ツインテール

 

神官妹
聖職者だが計算高く、自分が助かるためなら平気で仲間を見殺しにする汚い性格をしている。
また性癖が年上思考で、大臣を愛している。
元勇者のパーティーで僧侶をやっていた時期もある。

 

神官姉
神官妹の姉。
喋る事が不得意で話す言葉が訥々になりがちになる。
そんな風だから引っ込み思案に見えるが意外に自分の意志を通す。
性癖は年下思考で子供が好き。
その事から見た目が子供な魔王が好き。
後ちょっとMっ気もあるかも知れない。

 

魔法使い
エルフで魔王軍に娘を殺された事から、その恨みを晴らす為魔法使いになった。
性格は真面目で固い印象があるが、子供を慈しむような優しい一面もある。
女勇者とは魔王討伐の為パーティーを組んでいた時期もあったが、女勇者の心無い言葉を言われ現在はとても嫌っている。

 

・魔族の子供たち

 

魔族子供♀
魔族の少女、少し控えめだが仲間思いの優しい子

 

魔族子供1
ヤンチャな性格で、すぐに無茶な行動するトラブルメーカー。

 

魔族子供2・3
魔族子供1の子分のような存在

 

魔族っ子幼
魔族の幼女。
戦魔将軍を父と呼んでいた戦災孤児
何事も疑いなく信じてしまう無邪気な性格、後まだ喋るのになれていない。

 

3000文字の範囲内で書いていましたが、最近登場キャラも多くなってきた事もあり、喋らすとその範囲内で収まらない事が多くなってきたので、3000文字ルールはここで止めようと思います。

少し長めな文量になってしまいますが、付き合ってくれるとありがたいです。

 

・一話から 

オリジナルSS小説 敗戦魔王の戦後処理 第一話プロローグ 魔王「平和な魔界が作りたいです」 - 小説書きながら気ままにオタライフ

 

52話冒頭

女勇者「あの魔王を倒すだと…」
神官妹「一体どうやって…」
魔法使い「ふ、まあ見ていろ…」
魔王「…」
魔王(何か僕を倒すのが凄い難しい見たいな感じになってるけど)
魔王(何言ってるんだろ…僕は強くないのに)
魔王(強くないから、魔法使いさんの魔法を耐えきれず簡単に失神してしまった訳だし…)
魔王(それにもう全員殺す事になっているから)
魔王(今度は魔法使いさんも僕を殺す気で本気でやってくるハズ…)
魔王(片手を握られただけで気絶してしまった僕にそれを受けきれるだろうか?)
魔王(でも魔族の子供たちの命がかかっているのです!)
魔王(ま、負ける訳には行きません…!)
魔法使い「…」
魔法使い「ふー…」
女勇者「息を整えている…?」
神官妹「やけに慎重ですわね…」
神官妹「…! もしかして魔法使いはあの方法で魔王にダメージを与えたのかも…!」
女勇者「あの方法って?」
神官妹「あの方法ですわよ! 創造神に教えられた【闇のまとい】を払う魔法」
女勇者「…!」
女勇者「闇のまとい…確か前魔王の防御力を格段に上げていた結界見たいなやつだったよな?」
女勇者「魔王も前魔王の息子だから、それをまとってて、今までダメージを与えられなかったって事か…?」
神官妹「たぶんね…だいたいあの魔王って何でか普段から魔力を見えにくくしてるし、それで私たちには闇のまといが気づけなかったって事ね」
女勇者「なるほどな…でも闇のまといってそこまで高性能だったか?」
女勇者「前魔王でも、別に闇のまといを払わなくても、聖剣で攻撃すれば少しはダメージは通ったぞ?」
神官妹「まあそれは…あの魔王の魔力が尋常無いから?」
女勇者「結局そこに行きつく訳か…まーどのみちそれを払わなきゃアタシらにはあの魔王を倒す事なんて無理って話だったのか…」
魔法使い(ふん…クズも気づいたか、そう私は魔王のその圧倒的防御力の根底は闇のまといとすぐに気づいた)
魔法使い(物凄く魔力を見えにくくしているから、普通の者には気づけんが…この魔法使いの目を誤魔化す事は出来ん)
魔法使い(だから私は闇のまといを払えばダメージを与えるられるとは確信した)
魔法使い(だが誤算もあった…それはこいつの底知れぬ魔力量…!)
魔法使い(その魔力のせいか、魔力が底を尽きる寸前までやって、握った手しか闇のまといを払う事が出来なかった…!)
魔法使い(だから消費魔力の少ないライトニングボルトなど初級の魔法しか撃てなかったのだ…)
魔法使い(だがこいつはそれだけで失神した…)
魔法使い(その理由も見当はつく)
魔法使い(それは闇のまといを払ったこいつの手を握っただけで分かった)
魔法使い(傷一つない綺麗で、そしてとても柔らかい手をしていた)
魔法使い(それから察するに、こいつは生まれてこのかた痛みと言う物を感じた事が無いのだと思う)
魔法使い(恐らくそれは闇のまといのせい…それが全ての痛みから守ってしまうので、こいつは痛みに対する耐性と言うのが無いのだ)
魔法使い(だからライトニングボルト程度のダメージで失神したのだ)
魔法使い(実際外傷見たいな傷は皆無だったからな)
魔法使い(だからこいつを倒すには…)
魔法使い「行くぞ」ギュ
魔王「は、はい(あの時見たいに手をつかんで…! 来る!)」
魔法使い(ダメージより苦痛を優先させる魔法っ!)
魔王「…っっっ!!!!」
魔王「うぎゃ…アアアアあァァァァっっーーーー!!!!」
女勇者「!」
魔族子供♀「魔王様!」
魔族子供1「魔王!」
神官妹「あの魔王がこんな悲鳴を上げるなんて…それにしてもこれは…」
女勇者「聞いてるこっちが痛くなってくるような悲鳴じゃねーか…)
魔族子供2・3「ひぃ!」
魔法使い(内側から焼かれるような痛みジワジワ与えるマインドダウンを目的とした魔法だ…)
魔法使い(しかも前回と違ってブルームライトニング分の魔力の余力を注ぎ込んだ一撃だ…!)
魔法使い(場合によってはこの痛みだけで死んでもおかしくない激痛だぞ…?)
魔法使い(お前にこの痛み耐えられるか?)
魔法使い(…もし耐えられるなら)
魔法使い(その時は…)
魔王「ああああっ! がグっっつあああーーー!!」
魔王(耐えるとか耐えないとか…そんな次元じゃない…っっっ!!)
魔王(ダメだ…意識が……)ガク。
魔法使い(ダメだったか…)
女勇者「!」
神官妹「!」
魔族子供♀「ま、魔王様!」
魔族っ子「まおー!」
魔族子供1「クソ…」
魔族子供2「魔王様!」
魔族子供3「倒れないで!」
魔王(く…ご、ごめんみんな…)
魔王(不甲斐ない僕を許して…)

 

以下の続きは小説サイトで読めます。

面白く感じたらこちらで読んで頂けるとありがたいです。

 

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第52話 魔王「僕の内側で囁く貴方は誰なんですか?」 - 敗戦魔王の戦後処理(てんたま) - カクヨム

 

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